アデレードの孤島(?)へ出発
孤島ではないけれど、かなりのリモートエリアへ今日は出発です。もちろんケータイも通じないしインターネットもできません。
ヨーク半島に一番上の義兄のシャックがあるので、みんなでお泊りです。私は始めて行くんでワクワク状態。写真で見たことがあったけど、一度も連れて行ってもらわなかったので、今回行けるのにすごく楽しみでございました。
アデレードから車で約4時間。行く先はFoul Bay。このシャックは義兄が十数年よりももっと前から、少しづつ改造していった言わば小屋・・・と言ってもかなり大きい。今回は3家族で滞在です。
途中でランチでワラルーへ行く途中でいつも立ち寄るデリにより、またまたパイを買ってハエと戦いながらほお張ります。オーストラリアのハエは本当にしつこいので、あの有名なコルク付き帽子が思わず欲しくなります。
そうしていよいよヨーク半島に入って行きます。かなりドライブして夫の車と競争しながら走る義兄。甥っ子はすごい勢いでクリスマスでもらったチョコレートなどを食べて、家の娘に食べすぎと言われちょっとシュンとしてます。車の中でかなりヒマだったんで、しましまの靴下を手にはめて遊ぶ子供たち。そうこうしているうちに、すっごい小さいFoul Bay行きの看板が!これを見逃したら大変です。
ここからはいわゆるダート・ロード。正確には砂を踏み固めたような道です。アップダウンがとにかく多いので、ジェットコースターのようにみんなで「ウィーッ!」と言って楽しみます。
やっとついた義兄のシャックには、もう感動!とにかく海がきれいでだーれもいないんです。まるで無人島に来たかのよう・・・
そしてみんなでビーチに行ってみると、私たちのちかくにペリカンが飛んできました。ペリカンの舞い降りる姿をビデオに撮りたかったけど、なかなかチャンスがなくて残念!でも、すっごい優雅に降りてくるんです。人が怖くないのかかなり近くまでやってきます。
荷物を全部降ろして、ディナーの準備。ローストチキンとじゃがいも(ローズマリー風味)・にんじん・かぼちゃのロースト、そしてカリフラワーのチーズソースをかけたもの。またここでも、私がサブ料理番。ちょっと感動したのはロースト・バッグ。特殊なビニール袋にチキンを入れたままローストできるという何とも便利な物!これは見たことが無かったのでこれは買い~!!と買い物リストに加えたのでした。(←でも買うのを忘れた)
ディナーを用意している時に、いきなり義兄の「双眼鏡はどこだっ!!どこだっ!!」と言う声が外から・・・
一瞬、だれかが壊したんだろうかと心配になったけれど、すぐに見つけて双眼鏡で海を見る義兄。
そして・・・
「サメだ!」
みんなでかわるがわる双眼鏡を覗き込み、それがサメである事を確認。よく見ると、子供たちが3人くらい海で泳いでいる。そして、そのサメがズンズンと近づいているのだった!!
もう、家族総出で「シャーク!!」「シャーク!!」とありったけの声で叫ぶけれど、全然子供たちは気付かない。一目散にもう一人の義兄と甥っ子が走って知らせに行く。近所の人にも呼びかけて、応援を頼み、何とかサメが近づいている事を子供たちに知らせようとするが、まだ気付かない・・・・・。
海岸を走って、子供たちの近くまで行って、それが尋常でない様子に気付いた子供たちはやっと海から出ようとしたけれど、パニックになっているようだった。でも、やっとの思いで逃げのびた・・・
ああ、本当に良かった。
後から聞いたら、「何か近づいてきたけど、イルカだと思ったの・・・」と言っていたという。しっかし本当に怖かった~。
オーストラリアでは毎年けっこうサメに襲われる人がいて、毎回新聞に載るので気をつけないといけませんね。ホッとした後はみんなで、ディナー。サメ騒ぎでにんじんがちょっと焦げちゃったけど、まあ仕方なかろう。