6th 10月 2012

マレーシアの母乳育児って?

ゴーデンどんが見たマレーシアでの母乳育児レポートです。ただし、他民族j国家であるこの国の一部しかのぞいていないので、断言はできません。それぞれのご判断でご覧ください。マジョリティーは病院やConfinement Centerなどで見聞きした中華系マレーシアでのことです。

病院にいた時から気になっていた母乳指導。

ここ、マレーシアではいったいどうなっているのでしょう?

ここマレーシアでは母乳の重要性をキャンペーンなどで推進していますが、私が周りでみた限り、母乳育児ができないという人は多いようです。というかほとんどです。その理由としてまとめてみると、次のようなことが挙げられます。

1、      みんな仕事を持っていて2ヶ月の産休の後、職場復帰しなければいけないから。

2、      産褥期に約1ヶ月間、十分体を休めなければいけないということを守るため。

3、      母乳=搾乳と言う考え。おっぱいを直接赤ちゃんにあげるという考えがあまり浸透していない。

4、      母乳指導が積極的でない。

このようなことを考えると、日本とはかなり違います。それでは、ひとつずつ、見ていってみましょう。

1.みんな仕事を持っていて2ヶ月の産休の後、職場復帰しなければいけないから。

せっかく母乳をあげても、2ヶ月だけ職場に戻ったら絶対にできないので、最初からミルク、というお母さん。そして、このたった2ヶ月の間だけでもというお母さんの両者に分かれました。出てくる母乳を止める薬を出してほしいとドクターに頼む人もいました。仕事を持っているお母さんがここでは多いので、必然的に母乳はストップ!となってしまうのでしょう。

2.産褥期に約1ヶ月間、十分体を休めなければいけないということを守るため。

マレーシアには、マレー系、インド系、中国系民族のそれぞれに産褥期のいろいろな決まりごとや信じられていることがあります。基本的には体に負担になることはしないという考えです。病院でも母乳がたっぷり出ているのに、授乳を拒否するお母さんが結構いたのにはびっくりしました。(特に夜)

わざわざ搾乳して、看護師さんに哺乳瓶であげてほしいと頼むお母さん、次の授乳はスキップしたいと頼むお母さん、いろいろなパターンを見ました。看護師さんでも、「夜は搾乳したのをだんなにやってもらって、あなたは休みなさい!」というくらいですから、とにかく休めということを強調します。そのせいで、疲れるくらいならミルクでとなってしまうようです。

3.      母乳=搾乳と言う考え。おっぱいを直接赤ちゃんにあげるという考えがあまり浸透していない。

これに関しては、前述の産褥期に休むという文化が影響しているのだと思いますが、赤ちゃんとのスキンシップが重要だとはあまり思っていないようにも感じられました。何人もの人から、搾乳のほうが簡単だからと言う意見も聞きました。赤ちゃんを抱っこするのがあんまり??という人も見受けられます。完全に産褥期の休息が赤ちゃんのお世話に勝っています。しかし、この時期におっぱいをあげることができなかったらいつあげられるのでしょうか?

でも、今日他のお母さんから聞いた意見は「赤ちゃんにおっぱいをあげるのが怖い」という意見でした。これが本当なのかも。産褥期の休息のことで赤ちゃんに触れ合う機会自体が少ない彼らは、生まれたての赤ちゃんをどうやって扱ったらいいか本当に不安のようです。特にうまく乳首をすってくれないとどうしていいかオロオロ、パニックになりお手上げ状態のになってしまいます。これは世界共通のことだと思いますが、Confinement Centerに入ったり、Confinement Ladyを雇った場合、すべての赤ちゃんのお世話は自分以外の人がするので、本当にお任せ状態に陥ってしまうのかもしれません。

4.      母乳指導が積極的でない。

これに関しては、みんなが口を揃えてそうだと言いました。

「誰も教えてくれない」

これマレーシアの人にとって、本当に深刻なことだと思います。


彼らのお母さんの世代はみなミルクで母乳の人は稀だったとも言っていました。そのため、誰も教えてくれない状況が、このような問題を引き起こしているのかもしれません。そして、赤ちゃんと初めて出会う病院ですらそうです。(母乳推進の病院はわかりませんが・・・)

私が病院で見た時も、本当に日本とは違うと思いました。まずアプローチの仕方が違います。日本では、おっぱいを飲ませる前と後に、赤ちゃんの体重を量ったりして、そういったプロセスを通して赤ちゃんの日々の成長を感じ、母乳をあげていくという方向ですが、私がいた病院では突然赤ちゃんを連れてこられて、「はい、あげて」と言う感じでしたから、初めての人はきっと戸惑うだろうなと思いました。(病院によっては違うと思います)

看護師さんのする事は、乳首に赤ちゃんの口を持っていくだけ、そしてほっぺをつっつくだけ、たったそれだけです。うまくくわえられなくても、30分以上(中には1時間も座っている人がいた)授乳しても、何にも言いません。そんなんで、すっごい苦労している様子のお母さんたちがとにかくたくさんいて、横目で搾乳している人を見て、「あれなら楽そう」ということになってしまっているようでした。

他民族共存の国なので、民族が違うとあまりお互いに干渉しないようにしていることもあって、こうしたらいいよとかそういうのもありません。ただ、搾乳組を見てそれが教育となってしまっているのです。それは見ていて本当にもどかしいものでした。そして、病院にいる間、情報なしの授乳をしていやになったり、退院する頃にはもう出なくなって、家に帰った後はやめてしまうのです。本当にとっても残念!だって、搾乳してたっぷり出ている人もいるんですよ。なのに赤ちゃんにくわえさせないなんて。

Confinement Homeでは私の他に唯一母乳育児に8ヶ月成功したお母さん(第一子に)がいましたが、その人は自分でインターネットで調べてやったそうです。(とはいっても混合だったらしいですが・・・でもえらい!)自分で情報を得て、やりきったのは本当にえらいと思います。本当に母乳育児は彼らにとっては難しいもので、1年続けたよと言おうものなら「えーっ???」と本当に驚かれます。マレーシアにも母乳で育てたい人もたくさんいるのです。でも、このままだったら、きっと普及は難しいなと思うのでした。

母乳育児を推薦している団体の方、もし、マレーシアでそれをするならば、マレーシアのこういった文化的な背景や母乳指導の実態などをぜひ考慮して、マレーシアに母乳育児を広めてください!

もし、皆さんもマレーシアで見聞きした母乳事情がありましたらぜひコメント欄でシェアしてください。日本から初産で母乳育児に専念したい方、情報の混乱で産後苦しいかもしれませんので、マレーシアのこういった事情があるということをあらかじめ知っておくと楽かもしれません。そして、日本から母乳育児に関する書籍を持ってこられることをお勧めします。

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This entry was posted on 土曜日, 10月 6th, 2012 at 6:06 PM and is filed under @ペナン, お役立ち情報, 子育て. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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