またインストラクショナル・デザインに戻る
(注)今、勉強モードに入っていて内容がアカデミックになってしまうため、興味がある方意外はスルーしてください。
本腰を入れて論文に着手するために、以前からかき集めていた資料をもう一度見直すことに。やはりベースとなるセオリーに関しては忘却の彼方に行ってしまっているものもあるので、今日はその掘り起こし作業開始です。
プリントしたものはテーマごとにファイリングしてあったので、探すのは簡単。パソコンには膨大な量の論文が入っているけれど、やっぱり紙を見た方が断然いいですね。PDFは探したい言葉や関連テーマをすぐに検索できるので便利ですが、文脈がパッと分からない場合があるのと、とにかく目が疲れるのがイヤです。
さて、今日はMoodleのコンテンツを考える上で、インストラクショナル・デザインについてをもう一度復習しようと思います。これを勉強する時にかなり役に立ったのはMartin Ryder氏のサイト。コロラド大学デンバー校で教鞭を揮っておられます。”most often a learner”という彼の常に学ぶ姿勢には尊敬してしまいます。私も生涯、この学ぶ姿勢を大事にしたいです。
さて、まず最初にご紹介したいのは彼の大学サイトの中のこちら。
Instructional Design Models
こちらには行動主義、認知主義、構成主義といった教授理論別にそれぞれ関連のある資料にリンクされているので、学習初期の段階でかなり重宝しました。私が個人的に興味があったのは、Robert GagneとDavid Jonassenです。このGagneのNine events of instructionは以前パワーポイント作成時に応用したのですが、教材作成にも有効かと思います。
細分化してMultimediaという領域から見た場合に役に立ったのは、Andy Hede、そしてRoxana Morenoに関しては、Mayerと長年認知の面からマルチメディアの研究をしていて、読むだけでも興味深いです。スクリーンデザインについてはSung Heum LeeとElizabeth Bolingによる”Screen Design Guidelines for Motivation in Interactive Multimedia Instruction“が参考になりました。
全体的なものは構成主義を、細かい教材関連を作成する上では認知主義も考慮したいと思っていますが、何と言っても良くまとまっているのはMargaret Roblyerのこの本。全ての面において網羅されているような本です。
Integrating Educational Technology into Teaching
日本ではちょっと手に入れにくいかもしれませんが、こちらに連動したウェブサイトがあるので、購入する前にどんな感じか見るといいかもしれません。でもこれは、買ってみて非常に満足した本で、同僚にも勧めています。
また、これについては後で詳しく説明したいと思いますが、そろそろ本題の自分の勉強に移りたいと思いますので、今日はここまで。